07年CY賞サバシアが今季限りの引退発表「優勝に向け全てを捧げ完全燃焼する」

ヤンキースのCC・サバシア【写真:Getty Images】
ヤンキースのCC・サバシア【写真:Getty Images】

通算250勝&3000奪三振達成も視野

 ヤンキースのベテラン左腕、CC・サバシア投手が16日(日本時間17日)、フロリダ州タンパの球団施設で会見を開き、今季限りでの引退を正式発表した。2001年にデビューした38歳は、ここまでメジャー18年で通算538試合に投げて246勝153敗、防御率3.70、2986奪三振を記録。インディアンス時代の2007年にサイ・ヤング賞を受賞したほか、球宴選出6度を誇り、ヤンキース移籍1年目の2009年にはワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

 アンバー夫人と3人の子供たちと一緒に登壇したサバシアは「2019年が現役最後の年になるとお知らせしたい」と宣言。会見場に集まった球団関係者やチームメートに感謝の言葉を伝えた。

 1998年ドラフト1巡目(全体20位)でインディアンス入りしたサバシアは、2001年にメジャーデビュー。いきなり17勝5敗の成績を挙げると、2度の移籍をはさみながらも、14年連続で2桁勝利を記録した。2014年から怪我に悩まされ、戦列を離れることが増えたが、17年に14勝5敗、防御率3.69の成績で見事復活。昨年は9勝7敗、防御率3.65の成績で大きく貢献した。

 通算250勝まで残り4勝、通算3000奪三振まで残り14と迫る中、昨季の最終戦ではチームのために“報復死球”を当てて退場処分となり、地元ファンからその男気を称えられていた。「2019年の優勝に向け、全てを捧げ完全燃焼する」と並々ならぬ覚悟を語った左腕。オフに積極補強を敢行したチームとともに、最後の花道を飾りたい。

(Full-Count編集部)

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