大谷翔平、リハビリ一問一答「できるメニュー増える。そこが楽しみ」

取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】
取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

報道陣の取材に対応、人生初の長期リハビリ「やるメニューが限られ、もどかしさもある中で」

 昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受けた影響で今季は打者一本で臨むエンゼルスの大谷翔平投手が17日(日本時間18日未明)、報道陣の取材に応じ、今週中にもティー打撃を再開する見通しを明かした。

 リハビリ中の大谷はスプリングトレーニング前の2月上旬にバットスイングを再開。「10割かどうかわからないですけど、それなりに振れているかなと思います」と明かした。右肘の状態については「元に戻っている感覚はある。ただ、打撃も球も投げてない。実際にそうなのかどうなのか確認していない。日常生活は何も問題ない。普通の感覚に戻っているかと思います」と説明した。

 二刀流選手のトミー・ジョン手術は前例がない。ブラッド・オースマス新監督は復帰時期について「5月頃が目標」と慎重な方針を見せているが、大谷本人は「僕はもっと早く行くつもり」と意欲を見せていた。

 15、16日とブルペンで他の投手陣の投球練習を視察した。「(気持ちが)高ぶることはないですけど、しっかり距離をとったり、タイミングを取ったりとか、実際に投げている球を見るだけでも感覚は戻ってくるのかなと思います」。この日はオフで会見後は球場を離れたが、打者・大谷としてシーズンへの準備を整えていく。

 一問一答は以下の通り。

――15、16日と他の投手のブルペンを視察していた。
「(気持ちが)たかぶることはないですけど、しっかり距離をとったり、タイミングを取ったりとか、実際に投げている球を見るだけでも感覚は戻ってくるのかなと思います」

――バットスイングは。
「予定されている量の範囲で行っています。本数もそうですし、(力の入れ具合は)徐々に上がるんじゃないかなと思います」

――屋外の練習は。
「やるとは思います。できるメニューが増えてくるかなと思います」

――リハビリはもう少しやりたいところを抑えているか。個人として満足しながらやっているか。
「ある程度のメニューは把握しているので、今更もうちょっとやりたいというのはないかなと。むしろ先を見据えて、もうちょっとこうやればいいのかなとか増えていけばいいかなと思っています。今の段階ではそんなに焦ってやりたいなというのはないかなと思います」

――肘の何%まで上がっているか。
「元に戻っている感覚ある。ただ、打撃もしてないですし球も投げてない。実際にそうなのかどうなのか確認していない。そこ次第かなと。日常生活は何も問題ない。普通の感覚に戻っているかと思います」

――リハビリを楽しそうにやっているように見える。
「やるメニューは限られている。そのメニューを毎日繰り返している。あまり地味な練習は嫌いではないし、そこは良かったかなと思います」

――今年ファンに見てもらいたいことは。
「もう打撃しかないので。そこしかないので」

――岩手のファンも応援している。
「岩手のファンに限らず、いいニュースを多く届けられるようにがんばります」

人生初の長期リハビリ「やるメニューが限られ、もどかしさもある中で」

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