「エース」「最も興味深い補強」―ダルビッシュと菊池は躍進を牽引する存在に?
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全30球団の「楽観的になれる理由」をMLB公式が選出、カブスはダルビッシュ&マリナーズは菊池
メジャー30球団のスプリングトレーニングがフロリダとアリゾナで始まったが、この時期のファンは成績予想でワクワクするものである。MLB公式サイトは17日(日本時間18日)、「各球団が楽観的になれる理由」との見出しで、特集を掲載。各球団1つずつ楽観的になれる理由を挙げており、カブスでダルビッシュ有投手、マリナーズでは菊池雄星投手の名前が登場している。
昨オフ、カブスと6年総額1億2600万ドル(約139億2900万円)の大型契約を結んだダルビッシュ。1年目の昨季は負傷に苦しむなどわずか1勝(3敗)に終わった。記事では「彼は2018年にカブスが期待していたエースになる準備ができている。ダルビッシュと他の中心選手が離脱しなければ、ナ・リーグでこれ以上のチームはないかもしれない」と紹介。昨季のカブスは最終戦まで優勝争いを展開し、首位のブルワーズとわずか1ゲーム差で優勝を逃した。だが、ダルビッシュが期待通りの結果を残せば、今季は地区制覇、そしてナ・リーグ制覇が見えてくる。
今季からマリナーズに加入した菊池も名前が挙がっている。記事では「彼はマリナーズで今オフ最も興味深い補強であり、ローテーションでマルコ・ゴンザレスとマイク・リークの間に入るだろう。そして、そのローテーションにより、シアトルは(他球団に)対抗できる可能性がある」と予想。マリナーズは昨季89勝73敗の地区3位だったが、シーズン途中までは健闘を見せた。オフには強打者のロビンソン・カノ、エース左腕のジェームズ・パクストン、守護神のエドウィン・ディアスらを次々とトレードで放出。ネルソン・クルーズもFAで抜けるなど戦力ダウンが囁かれるが、菊池が力を発揮すれば、ダークホースになる可能性はあるという。
シーズンが始まってみないと、どうなるかわからないのは野球の面白さの一つではあるが、この時期くらいは楽観的になってもいいのではないでろうか。
(Full-Count編集部)
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