オリ西村監督、2軍降格の宗に“原点回帰”のススメ 「去年の方がよかった」

打撃練習に取り組むオリックス・宗佑磨【写真:橋本健吾】
打撃練習に取り組むオリックス・宗佑磨【写真:橋本健吾】

「1番・中堅」候補の宗は実践で結果が出ず2軍に降格

 オリックスの西村徳文監督が、キャンプ第4クール初日となった19日、2軍降格となった宗佑磨外野手に“原点回帰”を求めた。今季から取り組む新打撃フォームで結果が出ない現状に「去年の方が良かったんじゃないかと。ファームにいる選手じゃない」とゲキを飛ばした。

 この日、ドラフト2位ルーキー・頓宮が1軍に昇格すると、「1番・中堅」候補にも名を連ねていた高卒5年目の宗が2軍に降格。昨季は自己最多の74試合に出場し打率.233、プロ初を含む5本塁打、22打点、3盗塁とブレークの兆しを見せた。

 西村監督も走攻守で高いポテンシャルを誇る宗に対する期待は大きい。だが、バランスを重視した新打撃フォームで迎えた今キャンプは実戦で快音は響かず「そろそろ、(結果が求められる)そういう時期。このままじゃ結果がでないんじゃないか。去年の方がよかったんじゃないかと思うところもある」と、昨季ブレークのきっかけとなった“アグレッシブスタイル”への修正に期待を込めた。

 キャンプも第4クールに投入したが開幕に向け改善の余地はあるとみている。「ファームにいるような選手じゃないからね。まだまだ試合もオープン戦もあるし、十分にチャンスはある」。外野のポジションで確約されているのは吉田正のみ。残り2枠を武田、後藤、小田、西浦らと争うことになる宗。2軍から再び這い上がり、開幕1軍メンバーに入り込むことを指揮官も期待している。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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