イチローにアクシデント発生! CY賞右腕から死球で練習早退「地味に痛い」

「ライブBP」で打席に立ったマリナーズ・イチロー【写真:木崎英夫】
「ライブBP」で打席に立ったマリナーズ・イチロー【写真:木崎英夫】

ヘルナンデスの5球目が右足への死球に、医師の診察後にアイシング治療

 マリナーズのイチロー外野手が20日(日本時間21日)、アクシデントに見舞われた。米アリゾナ州ピオリアのキャンプ施設で行われた実戦形式の打撃練習「ライブBP」で2010年のサイ・ヤング賞右腕フェリックス・ヘルナンデスと対決。5球目の引っかかったスライダーが、右足の外側にワンバウンドで当たった。その瞬間、背番号51は「あ!!」と大きな声を上げると、バランスを崩して両手で地面を着き、手から離さなかったバットを地面に立て、左足1本で立ち上がった。

 心配そうに駆け寄ったヘルナンデスに背中を「ポン」と軽く叩かれた後、捕手の後方に置かれたネット裏へ移動。チーフトレーナーに患部を示す仕草を見せたが、その話しぶりから大事には至らなかった様子。イチローの口からは「ライブBP嫌いやわ」の声が漏れた。

 その後、2打席目に入ったが、ファール直後の4球目を見逃したところで次打者と代わった。

「地味に痛い。無理しても仕方がない」

 ロッカーでそう言い残したイチローの表情は暗くなかった。その後は医師の診断を受けアイシング治療を施し、クラブハウスを後に。駐車場にある自分の車まで右足をかばうようして歩き、自分の荷物を関係者に持たせていた。

 チームの全体練習終了より約1時間早く切り上げたイチロー。オープン戦初戦を翌21日(同22日)に控える中でのアクシンデント発生となったが、今後の練習は状態を見ながらの判断になりそうだ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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