トラウトと再契約へ、エンゼルスが10年392億円の史上最高額オファー準備か

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

2020年オフにFAとなるメジャーNO1プレーヤー慰留へ、米メディアが報じる

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスが、メジャーNO1プレーヤーの呼び声高いマイク・トラウト外野手との再契約に向けて、米スポーツ史上最高額となる10年総額3億5000万ドル(約391億6500万円)のメガオファーを準備していると、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が報じている。

 27歳の若さでMVPを2度受賞している天才トラウトは、2020年で現在の契約が満了となる予定だが、エンゼルスが水面下で慰留に動き出したという。名物コラムニスト、ケン・ローゼンタール氏の記事で「ここ数週間で、エンゼルスはマイク・トラウトに少なくとも10年3億5000万ドルでの契約延長を検討している」と報じている。

 トラウトは2014年3月に6年総額1億4450万ドル(161億7000万円)という契約を結んでいたが、今回球団が進めているオファーは次元が違った。3億5000万ドルは総額で米スポーツ史上最高額となり、年平均3500万ドル(約39億1650万円)という額もメジャー史上最高となる。トラウトは2020年まで2年総額6650万ドル(約74億4000万円)の契約を残しており、新たなオファーは2021年から2030年までの10年間の契約になるという。トラウトは現在27歳で、このオファーを受け入れれば38歳シーズンまでの契約が保証されることになる。

 今オフのFA市場の目玉だったブライス・ハーパー外野手はフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約369億3000万円)でサイン。マニー・マチャド内野手がパドレスと結んだ10年総額3億ドル(約335億7000万円)のFA史上最高契約総額を更新し、2014年オフにジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)が当時所属していたマーリンズと結んだ13年3億2500万ドル(約363億6750万円)も塗り替えて米史上最高総額となっていたが、トラウトへのオファーはこれを上回ることになる。

 大谷とのメジャー屈指の“ワンツーパンチ”でもおなじみの天才打者はこの若さで引退後の米国野球殿堂入りが確定的と評価されている。ハーパーの3億3000万ドルの衝撃をトラウトがあっさりと塗り替えることになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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