菊池雄星が爆笑を誘う「普通じゃない人にそう言われるとすごく嬉しい」

マリナーズ・菊池雄星【写真:田口有史】
マリナーズ・菊池雄星【写真:田口有史】

憧れイチローから「菊池は普通じゃない」と称えられたことへの感想を求められ…

 マリナーズの菊池雄星投手が3日(日本時間4日)、練習後の取材中に報道陣を爆笑の渦に巻き込んだ。

 前日2日(日本時間3日)のロイヤルズ戦は、日本では数回しか経験のない中4日で臨んだ登板だった。気になるのは体の状態。一夜明けたこの日の練習後、日本人記者に囲まれた菊池は、今後の調整法なども含めたコンディショニングに関する矢継ぎ早の質問に手際よく応答。しかし、最後の質問は趣を異にした、前日の試合後のイチローのコメントに関するものだった。

 3回無死一、二塁の場面で飛球を処理したイチローに向かって菊池がマウンド上から帽子のつばに触れる仕草を見せたことを伝え聞いたイチローが「そりゃ、かわいいね。余裕あるよね。(試合前に)普段と違う表情を初めて見たけど、そんなことができるのはやっぱり普通じゃないわね」と発したことへの感想を求められた左腕が、言い得て妙の言葉を発した。

「まぁ、普通じゃない人にそう言われるとすごく嬉しいですね」

 もちろん、「普通じゃない」は最大限のリスペクトを込めた「偉大」という意味。ウイットに富んだとっさの切り返しに記者たちは笑いをこらえきれなかった。

 次回登板は7日(同8日)、ナイターで行われる敵地・レッズ戦に決まった。2月25日のオープン戦初登板の相手との再戦。菊池は「相手も当然目が慣れて、何を投げるかを分かった中での試合になると思う。そこも一つ楽しみ」と冷静に構える。サービス監督によると、3度目の登板は他の先発投手同様に、4回または65球から70球の球数が目処になる。

 マ軍は4日がオフ。キャンプインから20日目にして迎える待望のオフに、菊池は「明日はもう野球は一切離れてゆっくりリフレッシュしたいと思ってます」と心身のリフレッシュに努めるつもりだ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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