日ハム栗山監督、9日甲子園先発の斎藤佑へ熱いエール「自分らしく輝いて」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

斎藤は9日阪神戦でプロ初の甲子園先発「あの時の斎藤佑樹の凄さを間違いなく見ていた」

 日本ハムの栗山英樹監督が7日、9日の阪神とのオープン戦で4年ぶりに甲子園のマウンドに立つ斎藤佑樹投手へ「しっかりと自分らしく輝いてくれることを祈っています」とエールを送った。

 7日のロッテ戦(鎌ケ谷)が雨天中止となったが、斎藤の甲子園先発の予定は変わらず。この日は千葉・鎌ケ谷市の球団施設でブルペン入りし、スライダー、フォーク、カットボールを交えて30球を投げて最終調整した。ブルペン投球を視察した指揮官は「見たいでしょ。みんなが」と冗談っぽく切り出したが、その言葉は次第に熱を帯びていった。

「ローテーションを組んだら偶然そうなっただけ。自分が何をしないといけないか。投手は状況が分かっているはず。それをきちっとやってくれると信じて待つだけ」

 斎藤が背番号1を付けて甲子園のマウンドに立つのは初めてだ。栗山監督は評論家時代に早実の斎藤と駒大苫小牧の田中将大を米野球殿堂のあるクーパーズタウンで取材したのは「高野連の皆さんのおかげでインタビューさせてもらって……。それは一生忘れないこと。プロ野球にとっても大事なことだった」と振り返る。続けて、こうエールを送った。

「あの時の斎藤佑樹の凄さを、俺は間違いなく見ていた。俺だけじゃないよね。みんな見ていたと思うし。今日のブルペンを見ていて、球の状態がいいし、しっかりと自分らしく輝いてくれることを祈っています」

 2月の春季キャンプ中は実戦2試合で計5回を無安打無失点。今季3度目の実戦マウンドへ、斎藤は「場所は気にしてないです。どこでも結果を求めてやるしかない」と言い切った。復活のシーズンとすべく、聖地を再スタートの地とする。

(Full-Count編集部)

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