殿堂入りの伝説右腕トム・シーバー氏、認知症と診断 家族が発表

2013年のオールスターで始球式を努めたトム・シーバー氏【写真:Getty Images】
2013年のオールスターで始球式を努めたトム・シーバー氏【写真:Getty Images】

3度のサイ・ヤング賞に輝いた名投手、今後は公の場に出ず

 現役時代に通算311勝(205敗)を挙げ、米国野球殿堂入りしている往年の名投手、トム・シーバー氏が認知症と診断されたと家族が発表した。米複数メディアが報じている。

 74歳のシーバー氏はメッツなどで活躍。1967年に新人王を獲得すると、メジャー通算20シーズンでそれぞれ3度のサイ・ヤング賞、最多勝、最優秀防御率と輝かしいキャリアを送った。通算656試合登板(647先発)で311勝205敗、防御率2.86、3640奪三振の実績を誇る。

 1987年に現役を引退すると、1988年には背番号「41」がメッツの永久欠番に。1992年には、当時史上最多となる98.84%の得票率で殿堂入りした。

 MLB公式サイトでメッツ番を務めるアンソニー・ディコモ氏はツイッターで「トム・シーバーの家族が今日声明を出した。彼は認知症と診断され、(今後)公の場に出る機会は無くなるという」と報告。MLB公式サイトも「殿堂入り&サイ・ヤング賞3度のトム・シーバーが認知症と診断された。心からお祈りします」とツイッターで呟くと、ファンからは「これは大変だ。偉大な選手の一人」「彼のことを祈っている。悲しい知らせね」「これは悲しい。トムと彼の家族にお祈り申し上げます」「伝説」などと多くのコメントが寄せられた。

(Full-Count編集部)

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