左翼への大飛球にも…菊池雄星は安心「大丈夫。レフトはイチローさんだ」
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ベンチ前で待ち構えてタッチ「必ず捕ってもらえると思って」
マリナーズの菊池雄星投手は7日(日本時間8日)、敵地レッズ戦で先発し、4回5安打2失点。オープン戦3度目の先発マウンドも上々の内容だった。憧れのイチロー外野手と2度目の“共演”。レフトへの大飛球を背番号51が捕球した場面では、一塁コーチャーズボックス前で待ち構えてタッチを交わしたが、「ナイスキャッチ」と声をかけたという。
初回に打球が左太ももに当たるアクシデントがありながらも、最少失点に抑えた菊池。2回は先頭ディートリックにソロ弾を浴びたが、この失点のみに食い止めた。
そして、3回2死二塁のピンチでは、ジェネットにレフトへの大飛球を浴びる。「抜けたかなと思いましたけど、レフトがイチローさんだった」と菊池。「上がった瞬間に『大丈夫。レフトはイチローさんだ』と。そう思って、必ず捕ってもらえると思って待ってました」。期待通り、イチローはフェンス際でしっかりとボールをグラブに収めた。
菊池はベンチ前で待ち構え、左手でイチローとタッチ。「ナイスキャッチ。ありがとうございます」と声をかけたという。グラブをした右手ではなく左手でタッチしたことについて「はい、皮膚で……」と菊池が明かすと、報道陣は爆笑に包まれた。
メジャーデビューへ着々と前進する菊池。レジェンドとの微笑ましい関係も続いている。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)
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