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来季「二刀流選手」を定義 大谷所属のエ軍監督はメリット強調「投手を一人増やせる」

メジャーリーグ機構(MLB)は14日(日本時間15日)、選手会との間で2020年からの新ルールについて合意したと発表した。リリースには、昨年の大谷翔平投手(エンゼルス)の活躍を受けて増えつつある「二刀流選手」の“定義”も記載。「野球の神様」ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流として道を切り開いた大谷が、メジャーを変えつつある。

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLBと選手会が合意、「トミー・ジョン手術」のように「大谷ルール」と呼ばれる?

 メジャーリーグ機構(MLB)は14日(日本時間15日)、選手会との間で2020年からの新ルールについて合意したと発表した。リリースには、昨年の大谷翔平投手(エンゼルス)の活躍を受けて増えつつある「二刀流選手」の“定義”も記載。「野球の神様」ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流として道を切り開いた大谷が、メジャーを変えつつある。

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 いくつかの注目点が加わった新ルールでは、ウエーバー手続きを経ないトレード期限の7月31日が選手が移籍するラストチャンスとなり、昨年までのような複雑なウエーバーシステムが絡む8月のトレード移籍が不可能に。また、ベンチ入りメンバーとなるアクティブ・ロースターの人数が25人から26人に増加。ダブルヘッダーの日はこれまで1人増えて26人がベンチ入りできたが、これも27人に増加する。

 さらに、昨年までは9月に入るとメジャー契約の40人が全員ベンチ入りできるようになる「セプテンバー・コールアップ」があったが、これは28人に縮小にされた。投手は最低でも打者3人、もしくはイニングが終わるまでの登板を義務づけられ、「ワンポイントリリーフ」ができなくなる。

 そして、最大の注目は「Two-Way Player(二刀流選手)」の定義付け。来季から選手は「投手」か「野手」に明確に分けられ、メジャーでよく見られる野手の登板は、延長戦に入るか、6点以上の点差がついている場合のみしかできなくなる。「Two-Way Player」には、投手として20イニング登板し、同時に野手として20試合(各試合で最低でも3打席)以上出場することが義務付けられることになった。まさに大谷が現れたことによって作られた“ルール”だ。

 ただ、「打者」がマウンドに上がることはできなくなるため、大谷は来季「投手」登録でスタートを切り、打者で20試合に出場した時点で「二刀流選手」に切り替わることになる。エンゼルスのブラッド・オースマス監督は「その(新しい)ルールについて読んではいるが、全貌についてはよく分かっていない」と言及。当初、2020年は大谷が「投手」としてしか登録できないと考え、不満げだったものの、途中でルールを理解。シーズン中に条件を満たせば「二刀流選手」となることがわかり「彼が20イニング投げて、20試合に出場すれば、正式な二刀流選手となる。(4月中の)数週間はその仕組みに悩まされる可能性もあるが」と話した。

 そして、「大きな問題ではない」と指摘。「投手として20イニング投げ、20イニング+20試合出場(各試合3打席)することで、彼は残りのシーズンで二刀流選手になることができる。となると、13人の投手のルールに関して言えば、投手をもう一人増やすことができる」とメリットを強調した。さらに、右肘靭帯再建術の名前が、最初に手術を受けた投手の名前をつけて「トミー・ジョン手術」と呼ばれているように、「大谷ルール」になるのかと記者に聞かれ「その風潮に乗っていくべきだと思っているよ。キャンペーンを始めていこう」と“意欲”を見せていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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