「頼まれなくても見に来た」イチロー“凱旋”開幕戦にグリフィーJr.氏も胸躍る

マリナーズ・イチローと元同僚のケン・グリフィーJr.氏【写真:Getty Images】
マリナーズ・イチローと元同僚のケン・グリフィーJr.氏【写真:Getty Images】

アスレチックスとの開幕第2戦で始球式に登場するグリフィーJr.氏

 イチロー外野手と菊池雄星投手が在籍するマリナーズは3月20日、21日に東京ドームでアスレチックスと「2019 MGM MLB日本開幕戦」を戦う。2012年以来、7年ぶりとなるMLBの日本開催では両チームの“レジェンド”たちも盛り上げに一役買うことになっている。

 21日の第2戦で始球式に登場するのは、マリナーズの“レジェンド”ケン・グリフィーJr.氏。マリナーズの公式サイトは「グリフィーが日本での始球式にワクワクしている」として特集を掲載し、4度の本塁打王に輝き、メジャー通算630本塁打を誇った伝説のスラッガーのコメントを紹介している。

 2009年と2010年の2シーズンでイチローと同僚だったグリフィーJr.氏。イチローの“凱旋試合”ともなる開幕戦について「(始球式に参加することを)もし頼まれなかったとしても、ただ見に来たと思うよ。ここに来るための理由を作って。とてつもなく大きな出来事だ」とし、たとえ始球式の依頼がなくても来日していただろうと語っている。

 グリフィーJr.氏は自身が来日した際に受けた衝撃についてもコメント。「初めて日本に来た時、ファンが演奏していたんだ。自分は外野手として出場していて、その時ジェシー・バーフィールドがライト、バリー・ボンズがレフトにいた。お互い顔を見合わせて『一体何だこれは?』って言ったんだけど、とても素晴らしいと思ったよ」と、日本の応援団が楽器を使って演奏する応援スタイルに驚いたという。

「ただ一つ分かることは、他国のファンが見せる情熱、エネルギーや彼らが持っている忠誠心だ。アメリカにそれがないわけではないけれど、その示し方には違いがある。彼らが興奮している様子を見ることは、とても面白いね。だんだん声援が大きくなる。声援が大きくて、楽しさもあるんだ」と語っているグリフィーJr.氏。20日から始まる開幕シリーズに向けて「ただ楽しみだよ。始球式に参加する一人になれるんだ。それはとても重要なことだと思う。開幕日はいつも特別。一年で一番特別な日の1つだ。ここにいられることは、大きな意味を持っているよ」と胸を躍らせている。

(Full-Count編集部)

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