ヤクルト星、3回途中4被弾で7失点…小川監督「今日の感じでは厳しい」

ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】

開幕ローテ入りへ暗雲、初回に3被弾で5失点…

■阪神 10-1 ヤクルト(オープン戦・20日・神宮)

 ヤクルトは20日、開幕カードで対戦する阪神とのオープン戦(神宮)に1-10で大敗した。開幕ローテ争いをしていた先発・星は初回に大山、ナバーロ、糸原に3被弾で5失点。3回にもナバーロに2打席連続となる左翼への2ランを浴びて2回1/3を7失点で降板した。

 オープン戦もこの日を入れて残り4試合。実質的な最終テストだったが、小川監督は「修正して何とかなるとかではなく、今日の感じでは厳しい」と“最後通告”ともとれる言葉を漏らした。大山の左越え3ランはカットボールで、ナバーロは148キロ、糸原は147キロといずれも速球系を狙い打たれている。変化球の精度が課題と言われる星だが、カーブが抜け、スライダー、フォークが決まらず、カウントを悪くした。

「ホームランは防げる部分がある」と小川監督。2017年10月に右肘疲労骨折の手術をした星だが、昨年は18試合に登板して、2勝0敗。台湾のウインターリーグにも参戦し、今季は開幕ローテの4番手、5番手として活躍が期待されていた。しかし、16日の巨人戦で初回5失点を喫した原樹理に続き、開幕を前に先発陣に暗雲が漂っている。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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