レーザービーム、初登板、3000本…MLB公式が「好きなイチローのシーン」を募集

現役引退を表明したマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】
現役引退を表明したマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

メジャー“初登板”の動画とともに問いかけ、ファンは「地球上に彼が存在していること」

 マリナーズのイチロー外野手が21日、東京ドームで行われたアスレチックス戦(東京ドーム)後に現役引退を表明した。これを受けて、MLB公式ツイッターは「あなたの好きなイチローのシーンは?」と投稿。マーリンズ時代の2015年シーズン最終戦で、初めてマウンドに上がったイチローの動画を添えて問いかけ、多くのファンがこれに答えている。

 愛工大名電時代はエースとして鳴らしたイチロー。マリナーズ時代、ヤンキース時代にもチャンスがあればマウンドに立ちたいと願い、指揮官に直訴してきたというが、叶わずにいた。しかし渡米15年目、42歳の誕生日を目前に控え、ようやく初登板の機会が巡ってきた。

 イチローは18球を投げ被安打2、1失点を喫したものの、1イニングを投げ切った。動画には、切れ味鋭い変化球で空振りを奪う姿や、ストライクに手が出ず悔しそうな表情を浮かべる打者の姿が収録されている。

 すると、ファンも自分の好きな“イチロー伝説”を思い思いにコメント。イチローの大ファンでヒット数をカウントする「イチ・メーター」で知られるエイミー・フランツさんも「1つだけ選ばなきゃいけないの?」というリプライを送っている。

「全てという回答でもいい?」
「通算安打3000本目を打った時」
「オールスターのランニングホームラン」
「地球上に彼が存在していること」
「彼がカメラに向かって微笑む時」
「彼がヤンキースでプレーしていた時」
「彼のプレーを生で見た時」
「彼が登板した時」
「シーズン最多安打記録を更新した時」
「フェンスをよじ登って本塁打を強奪した時。あのプレーは現実的じゃなかった!」
「200安打を10年間。信じられない」
「レーザービーム」

 代名詞の“レーザービーム”やオールスターでのランニングホームラン、WBCで勝ち越しのヒットを放ったシーンなど、イチローが築いたレガシーは数え上げればきりがない。現役を退くことにはなったが、ファンの胸の中には色あせない記憶が刻み込まれているのだろう。

【動画】「イチ・メーター」のエイミーさんもコメント MLB公式がイチローのメジャー初登板時の動画を改めて公開

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