鷹・千賀、最速161キロ! 6回3安打無失点 勝てば、育成出身初の開幕白星

開幕投手を務めたソフトバンク・千賀滉大【画像:(C)PLM】
開幕投手を務めたソフトバンク・千賀滉大【画像:(C)PLM】

初回、1球目と2球目に2球連続で161キロを記録

■ソフトバンク – 西武(29日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの千賀滉大投手が圧巻の投球を見せた。29日、ヤフオクドームで行われた西武との開幕戦。2年連続で開幕投手を託された右腕は自己最速を2キロ更新する161キロをマークするなど、6回を投げて西武打線を3安打無失点に抑え込んだ。

 超満員に膨れ上がった本拠地のファンを驚愕させた。立ち上がりの初回。千賀が金子侑に投じた2019年の第1球目はいきなりの161キロ。自己最速を2キロ更新すると、2球目にも2球連続となる161キロを投じた。

 金子侑には四球を与えたものの、続く源田を二ゴロ併殺に切り、秋山も二ゴロに仕留めて初回を無失点で切り抜けた。2回、3回と1人の走者も許さなかった千賀。4回2死から秋山に初安打を、5回にも先頭の森に左前への安打を許したが、点は与えなかった。
 
 最大のピンチは6回。先頭の木村に四球を与えると、1死から源田に左翼線への二塁打を浴び、秋山には四球。1死満塁のピンチを招き、山川を迎えた。一発出れば同点の場面で、昨季の本塁打王を詰まらせて中飛、さらに続く森はフルカウントからの7球目、アウトコースいっぱいのスライダーで見逃し三振に仕留めて無失点で切り抜けた。

 千賀は6回で109球を投げて、3安打6奪三振無失点。育成出身初の開幕戦勝利投手の権利を持ってマウンドを降り、リリーフ陣に後を託した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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