ハム斎藤佑、開幕戦救援登板にどよめきと歓声「シーズン通してやることが大事」
3番手で登板し1イニングを1安打無失点に抑え勝利に貢献
■日本ハム 7-3 オリックス(29日・札幌ドーム)
日本ハムの斎藤佑樹投手が29日、オリックスとの開幕戦に3番手で登板。1イニングを1安打無失点に抑え、開幕戦勝利に貢献した。
2点を追う8回のマウンドに上がると、満員の札幌ドームにどよめきと歓声が起こった。小田を右飛に打ちとった後、T-岡田に右前打を許し、暴投で1死三塁のピンチを背負ったが、若月をフォークで空振り三振、安達を投ゴロと後続を断ち、無失点で切り抜けた。
「(シーズン)最初に投げるのは緊張しますし、短いイニングでどう自分のものを出すか。大変なことだなと感じました」と今季初登板を振り返った斎藤。打線はその裏に近藤健介外野手の2点適時打で同点に追いついたため、9回のマウンドは守護神の石川直也に譲ったものの、試合の流れを変える大きな1イニングになった。
試合後には「チームが最後に勝って、うれしかったです」と、ホッとした表情を浮かべた。緊張の開幕戦を終えて「次はまた違った気持ちになるでしょう。これからシーズンを通して、やることが大事」と結果を一つずつ積み重ねていく。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)