ロッテ開幕カード負け越し 井口監督「四球が多いのが気になる」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

投手陣は30日9四球、この日は8四球を献上 ホームランラグーンが影響か

■楽天 9-4 ロッテ(31日・ZOZOマリン)

 ロッテは31日、ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦で4-9で敗れて2連敗。開幕カード勝ち越しはならなかった。

 ロッテは初回1死から加藤が左翼ラグーン席へ先制2号ソロ。2回にも中村奨の左前2点適時打を放つなど、序盤で3点を奪うものの、先発有吉が乱調だった。4回まで4四球を与えるなど制球が定まらず、同点の5回2死一、二塁で降板。2番手東條は四球でピンチを広げ、銀次に勝ち越しの中前2点適時打を許した。

 投手陣は前日9四球、この日も8四球を出した。井口監督は「きのう今日と四球が多いのが気になる」と開口一番に語った。本拠地は今季新たにホームランラグーンが増設され、昨季に比べて本塁打が出やすい球場となった。「ピッチャーに限らず、田村のリードも含めて、少し慎重になりすぎているのかな」と、本塁打を警戒しすぎた結果と受け止めていた。

 3回表までは両軍が点を取り合う展開であったが、3回先頭の角中が二塁打で出塁した好機を生かせなかった。指揮官は「前半、叩き込めるところで一気にいけなかったところが、中盤でズルズルと相手のペースになってしまった。ピッチャーはこう言う事もあるので、打者が(試合の)前半でしっかり点を取ってやっていかないと。まぁ、あさって以降しっかりやっていきたいと思います」と気持ちを切り替えていた。

 それでも、4番・井上が今季初安打が放ち、8回にはレアードが開幕3戦連発となる特大3号ソロ。明るい材料もあった。4月2日から敵地に乗り込み、昨年のリーグ覇者・西武との3連戦に挑む。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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