「パ・リーグ球場の歩き方」―日ハム、ロッテ、ホークスの球場観戦のススメ

メガホンやバットを使わないマリーンズファンの応援【画像:(C)PLM】
メガホンやバットを使わないマリーンズファンの応援【画像:(C)PLM】

「ホームランラグーン」が新設されたZOZOマリン

○屋外の醍醐味を味わう ZOZOマリンスタジアム
◆最寄り駅:海浜幕張駅 ホーム:一塁側

・アクセス
 ZOZOマリンスタジアムは、千葉県千葉市美浜区にある千葉ロッテの本拠地球場だ。海に面した屋外球場であり、涼やかな外観と海風が特徴。最寄り駅の海浜幕張駅からは徒歩で15分ほど。道順は複雑というほどではないものの、シャトルバスも利用できる。千葉ロッテの選手による車内アナウンスが流れたら、聞き逃さないようにしよう。

・チケットについて
 インターネット、店頭、アプリなどで購入できる。また、自由席のチケットを購入した後に、差額で指定席チケットへアップグレードする「アップグレードサービス」や、手数料200円で、内野席チケットをホーム外野応援指定席チケットへと交換する「ホーム外野応援指定席 スイッチサービス」などの柔軟なサービスを実施している。

・応援の雰囲気
 マリーンズファンの応援の迫力は、セ・リーグファンにも知れ渡っているほどだ。最大の特徴は、メガホンやバットを使わないこと。代わりに目につくのはゲートフラッグや、レース旗のような格子柄のフラッグだ。ホームユニホームが白、ビジターユニホームが黒であるため、モノトーンで統一されるライトスタンドの光景は圧巻。手拍子のリズムをマスターして、選手を応援しよう。

・大きな特徴とエンタメ
 晴れているときは青空と芝生のコントラストが美しい。前述の通り強風が吹くため、ゴミや持ち物が吹き飛ばされないように気をつけてほしい。髪のセットを崩したくない方は、帽子を被ろう。日陰に入るか日没後は(ホーム側はほとんど日陰である)、夏はかえって涼しいというメリットもある。5回裏終了後にライトスタンドの後方から打ち上がる花火も、見応え抜群だ。

 そして、風の影響などで長らく「ホームランが出にくい」と言われてきたZOZOマリンスタジアム。昨シーズンも、外野の頭を越えると思われた打球が、風で押し戻される場面があった。しかし今年から、外野のグラウンドレベルに「ホームランラグーン」が新設され、ホームランの出にくさは過去のものになるのかどうか、注目が集まっている。

 ホームランラグーンは、ファンにとっては目の前で外野守備を堪能できる新座席であるとともに、選手にとってはこれまでフェン直や外野フライになっていた打球がホームランになるという、劇的な変化をもたらすものだ。最終的に、ホームランの数、選手の意識は、昨年までとどれほど異なってくるのだろうか。

・グルメ
あたたかいもつ煮込みが名物だ。千葉ロッテが誇る3大もつ煮込み「千葉もつ煮込み」、名物店主・曽根会長が作る「もつ煮込み」、「かずちゃんのもつ煮込み」の中から、ぜひイチオシを見つけてほしい。

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