「常識を疑わないと新しい物は生まれない」―ハム栗山監督の1勝にかける熱い思い

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

楽天戦で今季初めてショートスターターを採用「こっちは批判覚悟」

■楽天 3-1 日本ハム(2日・楽天生命パーク)

 日本ハムの栗山英樹監督が2日の楽天戦(楽天生命パーク)で先発投手に短いイニングを託す「ショートスターター」を今季初めて採用した。

 先発の加藤貴之が3回1安打無失点。球数は46球だったが、4回からバーベイトを投入した。助っ人右腕は先頭・茂木の左中間二塁打などで1死三塁のピンチを招き、島内の左前適時打で先取点を許したが、6回まで1失点に封じた。2人で6回1失点。上々の出来だったが、「結果的に試合で負けてるからな。今日の試合で一番勝ちやすい形は何なのかを考えただけ」と振り返った。

 先発が6回まで試合を作り、中継ぎ、抑えで白星を勝ち取る――。こんな従来の形に栗山監督は、とらわれることはない。「こっちは批判覚悟。オレは常識を疑って新しい物が生まれるはずだと思って野球をやっているだけ。とにかく今日一番勝ちやすい形でいっただけ」と言葉をつないだ。

 チームは散発3安打。9回1死満塁の好機を作ったものの、内野ゴロの間の1点のみだった。「3安打でも勝たないといけないし、1安打でもヒットがなくても勝たないといけない」。気温2度。極寒の中での敗戦となったが、1勝にかける思いを口にする栗山監督は誰よりも熱かった。

(Full-Count編集部)

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