田中将大が好投も守護神荒れてヤンキース黒星 指揮官「マサは素晴らしかった」

タイガース戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
タイガース戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

故障者続出の打線が援護できず、チャップマン乱調で黒星「イライラが募る」

■ヤンキース – タイガース(日本時間3日・ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ブーン監督が2日(日本時間3日)、本拠地でのタイガース戦に1-3で敗れ、「イライラが募る」と顔をしかめた。今季2度目の先発マウンドに上がった田中将大投手は、6回2/3を投げて8安打されたが、7奪三振無四球1失点(自責1)と好投。だが、打線が冴えなかった上、9回に守護神チャップマンが2失点し、敗れた。

 田中の好投に報いることができなかった。ヤンキースはこの日、好打の捕手サンチェスと一塁バード、遊撃トロウィツキーがベンチスタート。マイナーから昇格したばかりの内野手フレイザーとウェイド、控え捕手ロマインが先発出場した。打線はタイガース先発のジマーマンの前に苦戦。2回にトークマンの左中間二塁打で1点を先制したが、後が続かず。ブーン監督は「マサは素晴らしかった。あれだけいいピッチングをしたのに、打線が攻めきれなかった」と声を落とした。

 チームは、打線の主軸となるスタントンとアンドゥハーを怪我で欠く厳しい状態だが、何とか乗り切って勝機を見いだしたい。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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