ヤクルト小川監督、先発陣の奮起促す 「中継ぎは頑張ってくれているから…」

ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・小川淳司監督【写真:荒川祐史】

移籍後初先発の寺原が3回1/3、4失点で降板、立ち直りの兆しなく…

■DeNA 10-5 ヤクルト(4日・神宮)

 ヤクルトは4日、本拠地DeNA戦を5-10で敗れた。寺原が移籍後初登板初先発したが、粘れずに星を落とした。小川監督は「(寺原は)立ち直るきっかけがなかったから」と3回1/3、4失点で早めに交代を告げた。救援陣の好投で接戦をものにした前夜(3日)のような展開に持っていきたかったが、7回にセットアッパーの梅野がソト、佐野に被弾。シナリオ通りには行かなかった。

 中継ぎ陣は責められない。開幕戦からブルペン陣はフル回転。先発で最長イニングは29日の阪神戦の小川、2日のDeNA戦に投げた原の7回。救援陣の奮投は大きく勝利に貢献してきた。寺原も1イニングでも長く投げたいと思って上がったマウンドだった。3回まで毎回失点、点を取ってもらった後の失点という悪循環。初登板からの緊張もあっただろう。「中継ぎに申し訳ないです」と反省を口にした。

 打線は期待の2年目村上、当たりが戻り始めてきた山田にも今季1号が飛び出した。投打のかみ合いは決して悪くはない。「中継ぎ陣は頑張ってくれているから、中盤はそういう(粘って逆転の)流れにしたかったが……」と指揮官。接戦への強さはチームに出てきている。中継ぎの負担減のためにも、先発陣の踏ん張りがこれからのカギになる。

(Full-Count編集部)

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