広島高卒新人コンビが1番と4番に 水本2軍監督「カープを背負う選手に」

ウエスタン・リーグのオリックス戦に出場した広島・小園海斗(左)、林晃汰【写真:橋本健吾】
ウエスタン・リーグのオリックス戦に出場した広島・小園海斗(左)、林晃汰【写真:橋本健吾】

ドラフト1位ルーキー小園が1番、同3位・林は4番に座る

 プロ野球が開幕し広島はセ・リーグ4連覇に向け熾烈な戦いを続けている。田中、菊池、鈴木……今やカープの主力として活躍する先輩たちの姿に追いつき、追い越せと言わんばかりに若手たちはファームで汗を流している。2軍で指揮を執る水本勝己監督は「俺の仕事は1軍に戦力をどんどん上げること。こっちの意図を本人たちがどれだけ分かっているか」と語る。

 5日のオリックス戦ではドラフト1位ルーキー・小園が「1番・遊撃」、同3位・林は「4番・一塁」、同7位・羽月は「9番・二塁」で先発出場。高卒ルーキー3人がスタメンに名を連ねた。羽月は4回の第2打席で右前適時打を放ちプロ初打点をマークするなどマルチを記録した。林も2安打を放ち生きのいい若手が躍動する姿を見せた。

 水本2軍監督はここまでほぼ全ての試合で林を4番で起用。1軍から2軍に合流した小園もファームでは「1番・遊撃」としてフル出場させている。2軍といえど高卒ルーキーが1番と4番にどっしりと座っているのが現状だ。

「何年か後のカープを背負う選手と思っている。1番(小園)と4番(林)は今後も続けていく。本人たちがこっちの意図をどう思っているか。努力できないなら外すが、それだけのことをできるとこちらは思っていますから」

 リーグ3連覇を果たしセ・リーグでは頭一つ抜ける存在となった広島。だが、世代交代も必ずやってくるのがプロの世界。何年か後を見据えたチーム作り、常に優勝を狙える常勝軍団を形成するため2軍の舞台は最も重要ともいえる。

「ゲームに出てヒットを打つ。でも、そこで満足することはできない。2軍でちょこっと当てただけの4安打では1軍では打てません。結果も大事だが内容も必要。いいスイング、思いっきりも大事だしそれをいかに継続できるかです」

 層の厚い1軍をみればいきなりポジションを奪えるほど甘くはない。だが、1軍のチーム力が安定している今だからこそ時間をかけ、出場機会を増やし2軍で育成することが可能だ。若手の育成は全てのチームの課題だが、カープにはしっかりとした育成サイクルが植え付けられている。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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