ロッテ中村奨の千賀攻略法 初球真っ直ぐ打ちで自身初2打席連発「追い込まれると…」

ロッテ・中村奨吾【写真:荒川祐史】
ロッテ・中村奨吾【写真:荒川祐史】

決勝3ランの角中「千賀の日に勝てたのは、流れに乗っていかないと」

■ロッテ 7-3 ソフトバンク(5日・ヤフオクドーム)

  ロッテが連敗を5で止めた。5日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。延長にもつれ込む激戦に、最後は角中が決勝3ランで終止符を打ち、開幕戦以来となる白星をマークした。

 勝負を決めたのは角中だったが、もう1人のヒーローは中村奨だった。初回、ソフトバンク先発の千賀の158キロを弾き返し、右翼ホームランテラス席への先制3号ソロ。さらに4回、今度は右腕の155キロを弾き返して左翼スタンドへ。自身初となる2打席連発で逆転勝利への気運を作った。

 球界屈指の好投手である千賀から価値ある2連発。この日ロッテ打線は12個の三振を奪われている。中村奨は「追い込まれると厳しい。初球から積極的に、という気持ちでいってうまく体が反応した」と振り返る。2本とも、打ったのは初球のストレート。“お化けフォーク”を操る千賀に対して、追い込まれる前に仕留める“お手本”のような打撃だった。

 延長10回に決勝の3ランを放った角中は「パ・リーグでもナンバーワンといっても過言じゃない投手から、負けを付けたわけじゃないですけど、千賀の先発の日に勝てたのは流れに乗っていかないといけない」という。ロッテにとっては、価値ある勝ち方で連敗を止めたと言えそうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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