“メジャー最速男”が驚異的走塁 中飛で二塁からタッチアップ、一気に本塁生還

圧倒的なスピードで三塁を回り、ヘッドスライディングで生還
■ロイヤルズ – マリナーズ(日本時間10日・カンザスシティ)
ロイヤルズの“メジャー最速男”、ビリー・ハミルトン外野手が9日(日本時間10日)の本拠地マリナーズ戦で二塁からタッチアップして一気に本塁を陥れる好走塁を見せた。
1-2とロイヤルズの1点ビハインドで迎えた3回1死二塁の場面。マリナーズ左腕ゴンザレスからモンデシーがセンターへ大飛球を放った。中堅のスミスが背走し、最後はフェンス手前で倒れ込みながら捕球。膝をついてホッと一息ついたが、このわずかなスキを二塁走者のハミルトンは見逃さなかった。
タッチアップすると、そのままスピードを緩めることなく三塁を回る。驚異的なスピードで最後は本塁にヘッドスライディング。スミスは慌てて返球し、遊撃のムーアを中継してバックホームしたが、ハミルトンが勝り同点に追いついた。
ハミルトンは2011年にレッズ傘下1Aで103盗塁を記録。さらに、翌12年には1A+と2Aでシーズン計155盗塁をマークし、驚異的なスピードの持ち主として話題となった。翌2013年にメジャーデビューを果たすと、2014年からは4年連続50盗塁以上を記録。しかし、昨季は34盗塁に終わり、レッズから契約オファーを受けずに「ノンテンダーFA」となって、ロイヤルズに移籍していた。