ハム秋吉が移籍後初セーブ! パで“初体験”も「結果を出さなきゃいけない」

日本ハム・秋吉亮【写真:石川加奈子】
日本ハム・秋吉亮【写真:石川加奈子】

福岡から札幌の移動ゲームに「ヤクルトではあんまり長い移動はなかった」

■ 日本ハム 4-1 ロッテ (12日・札幌ドーム)

 ヤクルトからトレード移籍した日本ハムの秋吉亮投手が12日、本拠地ロッテ戦で2年ぶりのセーブを挙げた。

 3点リードの9回にマウンドに上がると、清田を二飛、藤岡を遊ゴロ、荻野を左飛と打者3人を13球で片付けた。ヤクルト時代に通算34セーブをマークしている右腕は「中継ぎと抑えでは雰囲気が違います。3点差でも逆転されたこともありますし、抑えの怖さを経験しているので、一人一人アウトを取ることだけ考えました」とホッと息をついた。

 試合後は新天地で初めてのお立ち台へ。「ヤクルトでは1回くらいしか経験がないので緊張しました。滅多にないことですし、ファンの人たちが見てくれてうれしいですね」とはにかんだ。

 慣れないのはヒーローインタビューだけではない。この日は福岡から札幌への移動ゲーム。「着いて、体を動かしてみたら、体が重いと感じました。ヤクルトではあんまり長い移動はなかったです。(過去に)試合前の練習なしというのもなかったですし、どうかなと思いましたが、ブルペンの時間でしっかり準備できて、いつも通りゲームに入っていけました」と、初体験の長距離移動ゲームにきっちり対応してみせた。

 クローザーとして起用した栗山英樹監督は「状態がすごく良く見えるので、普通に投げてくれれば、しっかりどこでも抑えてくれると思っている。もちろん経験もあるしね」と厚い信頼を寄せる。

 秋吉自身も「同点や勝っている場面で上がらせてもらえるのはうれしいことですし、結果を出さなきゃいけない」と意気に感じている。今季ここまで5試合に登板して5回を無安打無失点、3ホールド、1セーブと抜群の安定感。「若い中継ぎ陣が多いですし、自分や宮西さんが引っ張っていかないといけない」とブルペンのリーダー格としての責任感をにじませた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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