西武辻監督、スタメン外れた源田に敬意 「連続じゃなくても機会があればと」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

連続フルイニング出場は299でストップも7回に代走で出場した源田

■西武 11-3 オリックス(14日・メットライフ)

 西武が14日のオリックス戦(メットライフ)に11-3で大勝し、勝率を5割に戻した。先発の高橋光が6回3失点の粘投で2勝目をあげた。

 2017年の入団以来全ての試合に先発出場してきた不動のショート・源田が13日の試合で右手首に死球を受け、右手関節挫傷と診断された。骨に異常はなかったものの、辻監督は299試合続いてきた源田の連続フルイニング出場のストップを決断し、源田をスタメンから外したオーダーで試合に臨んだ。

「まだバットを振れる状態じゃない」と源田の状態を見極めて判断した辻監督は「(判断に迷いは)1ミリもなかったよ。投げれないし、打てないんだから」と話した。今後のスタメン復帰については状態を見て判断していく。

 源田は7回に指名打者の栗山に代わって代走で登場しそのまま指名打者として出場したが打席には立つことなく交代した。公認野球規則によるとこの場合、出場は記録されるが、連続出場の記録からは外れることになり、源田の連続試合出場は299試合で止まった形となった。

 辻監督は「今日で300試合目だし、これまで頑張ってきた選手。連続じゃなくても、機会があればと思っていた」と源田の打ち立てた記録に敬意を払っていた。

 この日は源田に代わって秋山が2番に入り、3番に外崎を起用した打線が爆発。12安打11得点と得点を重ね、今シーズン初の満員御礼となったスタジアムを沸かせた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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