ダルビッシュ、3敗目も3戦連続5イニング以上を米評価 「正しい方向への一歩」
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2018年にカブスと契約して以来初めて、3試合連続で少なくとも5回を投げた
■Dバックス 6-0 カブス(日本時間21日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、5回5安打3失点で今季3敗目を喫した。試合には敗れたが、米メディア「NBCスポーツ」は「正しい方向への一歩だ」と伝えている。
記事では、ダルビッシュが2018年にカブスと6年総額1億2600万ドル(約141億円)で契約して以来初めて、3試合連続で少なくとも5回を投げたことを紹介。これは、ダルビッシュの今季のナ・リーグのサイ・ヤング賞争いを意味するものではないが、「正しい方向への一歩だ」としている。
カブスのジョー・マドン監督は記事内で、試合が進むにつれ、ダルビッシュの球速が上がり、変化球のキレが良くなったことに言及。「もしあの試合に戻れたら、ユウのパフォーマンスがもっと有利になるよう検討できただろう。彼は実際、落ち着いてかなり良い仕事をしてくれたから」と、チームが相手先発ザック・グリンキーを捉えられず、敗れたことを悔しがっている。
今季はここまで最長で5回2/3までしか投げていないダルビッシュ。今後の課題は7回を投げ抜き、それを糧にさらなる飛躍が期待される。それでも「彼は依然としてその危機を乗り越えなければならない」と“6回の壁”も指摘している。
サイ・ヤング賞投票2位に輝いた2013年には、32試合中半分の16試合で7回以上を投げたダルビッシュ。完全復活し、再び長いイニングを投げることに期待したい。
(Full-Count編集部)
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