ダルビッシュ、次戦は27日Dバックス3連戦 投手コーチ評価「メカニックは素晴らしい状態」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

理想の投球を求め様々なトレーニングを行うダルビッシュ

 カブスのダルビッシュ有投手は26日(日本時間27日)から敵地で行われるダイヤモンドバックス3連戦で先発する可能性が高くなった。21日(同22日)にホットビー投手コーチが「今のところ、最初の2戦のどちらかだと思う」と語った。

 ダルビッシュは20日(同21日)のダイヤモンドバックス戦では初回に2者連続アーチを浴びるなど5回5安打3失点で今季3敗目を喫した。ホットビー投手コーチは黒星が先行する右腕について「メカニックは素晴らしい状態だし、身体的にも問題はない。スプリングトレーニングでしっかり状態を上げ、開幕前に不安な時期もあっただろうが、彼は今、非常にいい状態にある」と評価。

 最速159キロを記録するなど、ボールの質、変化球の精度は昨季以上のものを見せているため「だからこそ、ピッチングに立ち戻り、アグレッシブな投球で、彼が理想とする姿に戻ろうということなんだ」と、本来の姿に戻る過程であることを口にした。

 今季ダルビッシュが投げたイニングは5回2/3が最長。出術から復活を果たし自信を持つためには6、7回も投げたいところだが同コーチは「残念ながら試合の流れに左右される部分もある。特にナ・リーグはそういう試合が多い。とにかく、1イニングごとに集中し、試合の初めからアグレッシブであり続ければ、問題は自ずと解決されるはずだ」と語った。

 15日の登板で最速98.7マイル(158.8キロ)を計測したダルビッシュ。公式球よりかなり重いゴム製の「プライオボール」と呼ばれる、重さの違う2つのボールを壁に向かって投げるトレーニングが効果を発揮したようだが、この日は大きさと重さがそれぞれに違う数個のボールを交互に使ってのキャッチボールを試みるなど、理想の投球を目指すトレーニング法には飽くなき追求を見せている。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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