今季初QS達成で2勝目…敵将は悔やむ「序盤のダルビッシュは前途多難だった」

今季2勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
今季2勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

ダイヤモンドバックス戦で6回1失点の好投、2回まで56球を要するも崩れず

■カブス 9-1 Dバックス(日本時間28日・アリゾナ)

 27日(日本時間28日)の敵地ダイヤモンドバックス戦で今季2勝目を挙げたカブスのダルビッシュ有投手。6回2安打1失点8奪三振の好投。今季初めて6回を投げきり、クオリティ・スタート(QS、6回以上を投げ自責3以下)を達成した。1、2回とピンチを背負い、計56球を要しながら崩れず。敵将は「序盤は前途多難だったのに……」と悔やんでいる。米紙「アリゾナ・セントラル」が報じた。

 立ち上がりは制球に苦しんだダルビッシュ。初回は四死球絡みで1死満塁の大ピンチを迎えるも無失点で切り抜けると、2回も2死から連続四球を与えたが、踏ん張った。すると、3回に打線が一挙5点を奪取。ここから立ち直り、圧巻の4者連続を含む8三振奪うなど110球の力投を見せた。失点は、6回先頭のペラルタに浴びたソロ弾による1点のみだった。

 ダイヤモンドバックスとしては、2回までにダルビッシュを攻略するチャンスもあったはず。ただ、無得点に終わり、リズムはカブスに移った。「アリゾナ・セントラル」によると、トレイ・ロブロ監督は試合後に「間違いなく、この試合は我々の求める展開にならなかった。私の印象としては、序盤のダルビッシュは前途多難だった。そして、初回にあとほんの数安打が生まれていれば、(結果的に)状況を一変させられていた。不運にも彼らはリズムを取り戻してしまった」と話したという。

 序盤に崩れなかったことで、今季最高の投球へとつなげたダルビッシュ。ただ、まだ本来の姿とは言えない。ここから上昇気流に乗れるだろうか。

(Full-Count編集部)

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