“野戦病院”ヤンキースに必要なのは…「イチローはバレエダンサーの体だった」

マリナーズ会長付き特別補佐に就任したイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズ会長付き特別補佐に就任したイチロー氏【写真:Getty Images】

怪我人続出のヤンキースはイチロー氏を見習うべき?「素晴らしいトレーニング法とストレッチ」

 2009年以来の世界一を目指すヤンキースは今季、17勝11敗とまずまずのスタートを切った。ただ、ここまでは怪我人が続出しており、現在も13人が故障者リスト(IL)入りしている。大のヤンキースファンとして知られる俳優は、3月21日のアスレチックス戦(東京ドーム)を最後に現役を引退したイチロー氏が現役時代にはストレッチを欠かさなかったとツイートし、選手たちは見習うべきだと示唆している。

 ヤンキースでは、開幕前から離脱していたルイス・セベリーノ投手、オフにトミー・ジョン手術を受けたディディ・グレゴリアス内野手らに加え、ジャンカルロ・スタントン外野手、アーロン・ジャッジ外野手の大砲コンビ、大谷と昨季新人王を争ったミゲル・アンドゥハー内野手らが続々と離脱。まさに“野戦病院”となっている。

 そんな中で17勝11敗という成績を残していることは立派だが、強大な戦力に怪我人が出ないに越したことはない。映画「ソウ」シリーズで知られるニューヨーク出身のトビン・ベル氏は、ヤンキースファンの一人としてツイッターで「マイケル・ケイよ、イチローは実に長い間、現役を続けたんだよ。その理由は、彼は素晴らしいトレーニング法とストレッチを継続的に行っていたからだよ。彼はバレエダンサーのような身体をしていた。ヤンキースよ、トレーニングは(怪我を)防止するためのものであるべきなんだ」と綴った。

 マイケル・ケイ氏はヤンキース戦を中継するテレビ局「YESネットワーク」の名物アナウンサー。そのケイ氏に語りかけるように、ベル氏はツイッターで指摘。かつてヤンキースに所属したイチロー氏がいかに入念に準備し、故障を防いでいたかを強調している。怪我をしなかったイチロー氏の偉大さを“ファン”も再確認しているようだ。

 マリナーズは4月30日(日本時間1日)、イチロー氏を会長付き特別補佐兼インストラクターに就任することを発表した。ベル氏は、このニュースを聞いてマリナーズを羨ましく思っているかもしれない。

(Full-Count編集部)

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