大谷翔平、8日タイガース戦で最短復帰 監督は「デトロイトに来てください」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

復帰は「近くなっている」、復帰へ「過程はもうすぐ終わる」

 エンゼルスの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、本拠地ブルージェイズ戦の試合前に「ライブBP」と呼ばれる実戦形式の打撃練習を行った。ブラッド・オースマス監督は、復帰が「近くなっている」と明言。最短復帰は7日(同8日)の敵地タイガース戦になるが、「知りたいならデトロイトに来てください」と話し、笑いを誘っていた。

 大谷はこの日、「ライブBP」で6打席に立ち、四球が4つ。残り2打席については、本人は「ショートに飛んだので、(ヒットか凡退か)どっちかわからないですね」と振り返った。これで実戦形式の練習では計32打席に到達。目処とされる40打席に近づいてきた。

 オースマス監督は復帰までに何打席必要かを問われ「具体的な数字は分からない。これまでも40打席くらいだとは言ってきた。近くなってきている。現時点で言えることはそれだけだ」と言葉を逃した。ただ、タイガース戦で復帰するかを聞かれると「知りたいならデトロイトに来てください」と笑顔、周囲も笑いに包まれた。

 メジャーの舞台に戻るために何が必要なのか。「過程を経なければならない。彼もそれを理解している。怪我をしたら、復帰まで過程を経なければならない。その過程はもうすぐ終わる」。指揮官はこう話した上で「彼自身も良い状態だと感じる必要もある」と説明。まずは本人が手応えを感じる必要があるという。

 ただ、復帰への“障害”はもうない。大谷本人は、必要なことを聞かれ「今は数じゃないですかね。圧倒的に数をこなすところと、感覚をしっかり養っていく。実戦の中で打てるかどうかは別として、打てそうな雰囲気を自分の中で持って打席に立てるかだと思います」と話した。復帰前のメディカルチェックは現時点では予定されていないという。いよいよラストスパートに入っている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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