西武相内、4回途中8失点の大乱調に辻監督不満顔 「怖くないなら攻めればいいのに」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

先発の相内は4回途中8失点で降板、チームは5割を切る

■日本ハム 10-3 西武(3日・メットライフ)

 西武がカード負け越しで再び借金生活に突入した。3日の日本ハム戦(メットライフ)で3-10と大敗。先発の相内が4回途中8失点と試合を作れず、終盤には3番手の國場がダメ押し点を与えた。打線は日ハムの先発・加藤を打ち崩せず5回まで中村のソロ本塁打の1安打1点のみ。最終回に山川と岡田の適時打で2点を返したが、逆転には至らなかった。

 先発の相内がカウントを悪くしてボールを置きに行ったことを降板後に反省点としてあげていた。そのことを聞きつけた辻監督は「それが分かっているなら、なんで置きに行くんだ? それがわからない。打者と勝負しているんだから、全力で向かっていかないと」と不満顔。

 さらに「(相内に)“怖いのか?”と聞くと、“いいえ”と答えた。怖くないなら攻めればいいのに」と厳しく注文をつけた。この日の投手陣は17安打を許しただけでなく9四球も献上。指揮官は「これじゃ26安打と一緒。四球を出したくない、(ストライクを)取りに行く。一番悪いパターン。先発が崩れて、そこを抑える投手を考えないといけない」と投手陣の入れ替えも示唆した。この日の敗戦でチームの勝率は再び5割を切った。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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