大谷翔平、「50打席」到達で最短8日復帰に現実味 GMは「何も言えない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

8日からは3カード連続で敵地「遠征中に復帰させることを望んでいる」

 エンゼルスの大谷翔平投手の復帰が間近に迫ってきた。エンゼルスは4、5日(日本時間5、6日)とメキシコ・モンテレイでのアストロズとの連戦を2連敗で終え、この後もデトロイト(タイガース戦)、ボルチモア(オリオールズ戦)、ミネアポリス(ツインズ戦)と遠征が続く。大谷は最短でタイガース3連戦の初戦、7日(同8日)に復帰すると見られているが、ビリー・エプラーGMは「何も言えない」と言葉を濁したという。MLB公式サイトが伝えている。

 大谷は復帰に向けて「ライブBP」と呼ばれる実戦形式の打撃練習を順調にこなし、4日(同5日)には地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者が「50打席」に到達したとレポート。元々、40打席が復帰へのメドとされていたことから、準備はほぼ終えたことになる。

 ただ、エプラーGMの歯切れは悪い。MLB公式サイトは「エンゼルスは遠征中にオオタニを復帰させることを望む」とのタイトルで記事を掲載し、同GMのコメントを紹介。「彼を今回の遠征中に復帰させることを望んでいるが、全てのステップを経なければならないため、それが完了するまでは何も言えない」と話すにとどめたという。

 一方で、記事でも、当初は40打席が復帰へのメドとされていたとレポート。エプラーGMはこの日、「通常、選手たちを50打席くらいに立たせたい。アルバート(・プホルス)、マイク(・トラウト)、多くのレギュラーの選手たちは通常約50打席に立つ。40は下限だ。そのため、40打席がゴールではなかった」とも明かしたという。大谷は「50打席」というメドもすでにクリアしており、復帰が現実味を帯びてきていることは確かだ。

 大谷は、打撃練習だけでなく、走塁練習なども行っており、MLB公式サイトは「オオタニはチームのレギュラーDHとして復帰し、出塁したら右肘に固定具をつける。彼は固定具をつけてスライディングする感覚をつかむため、数日前にスライディングの練習をした」と言及。エプラーGMの「彼は腕を少し守るようなテクニックにも取り組んだ。試合では様々なプレーがある。どのようにボールが飛んでくるか予想できない。彼には注意するように話したし、我々も注意する」というコメントも伝えている。

 復帰へ向けて、不安要素はないわけではない。それでも、大谷が戻ってくるという大きな期待感が、15勝19敗と苦しむエンゼルスに漂っている。

(Full-Count編集部)

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