菊池雄星の“松ヤニ疑惑”で注目された不正投球 メジャーで常態化している背景とは?
「球界では誰もがやり過ぎなければ見逃すという認識を持っている」
ピネダ投手の場合、レッドソックスの当時のジョン・ファレル監督が抗議したことで処分されており、オズ氏は「選手が処分されるのは、相手チームが文句を言った場合のみである。ピネダはそのため処分を受けた」とし「球界では誰もがやり過ぎなければ見逃すという認識を持っている。それが暗黙のルールである」と、全ては暗黙の了解の下で行われているという。
菊池は今季メジャー挑戦1年目。まだ、メジャーのそういった暗黙のルールも学んでいるところであろうか。それだけに、オズ氏も「キクチはやり過ぎたのだろうか? ヤンキースファンの中にはそう言う人もいるだろう。しかし、彼は日本からやって来たルーキーであり、まだこのようなことを新しく学んでいる」と擁護。そして、「これがヤンキースが文句を言わなかった理由かもしれない。もしくは、それ以外の理由かもしれない。彼らはまた自分たちの投手について文句を言われたくないのである」とも記していた。
ヤンキースファンを中心に巻き起こった菊池雄星の“松ヤニ疑惑”だったが、MLBの世界では、ごく日常的なことのよう。このまま、何もないままに幕引きとなるのが、米メディアの大方の予想のようだ。
(Full-Count編集部)