「完璧な内容」DeNAラミレス監督ご満悦 宮崎2発に「我々の期待する宮崎が戻ってきた」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

先発の今永は7回2失点好投「本当にいいピッチングをしてくれた」

■DeNA 6-2 広島(10日・マツダスタジアム)

 DeNAは10日、マツダスタジアムで行われた広島戦に6対2で勝利し、連敗を5で止めた。先発の今永が7回2失点の好投で4勝目。打線は今季2敗の床田を宮崎の2本塁打などで攻略した。投打がかみ合っての快勝に、ラミレス監督は「今日は完璧な内容だった」と満足した様子だった。

「打撃も良かったし、今永がいいピッチングをした。リリーフも完璧に抑えたし、いい流れの試合だった」と笑顔を見せた指揮官が喜んだのは、宮崎の復調だった。初回の先制弾に続き、5回には貴重な追加点となる本塁打。9回の最終打席にもセンターオーバーの二塁打を放った。ラミレス監督は「悪い時は好球を見逃しがちだった。メンタル的な部分を変えたのが功を奏したのだと思う」と分析し「リーグを代表するバッターだということを皆さんも忘れかけていたかもしれないが、我々の期待する宮崎が戻ってきた」と、首位打者経験もある主軸の復調を喜んだ。

 広島相手に2勝目を挙げた今永に関しては「本当にいいピッチングをしてくれた。スピードもあったし、スタミナ的にももう1イニングぐらいはいけたかもしれない」と絶賛。8回には二軍での調整から復帰したばかりパットンが三者凡退と文句なしのリリーフで「これでリリーフ陣もかなりいい形になってきた。先発が6回まで頑張れば、ある程度は計算できる布陣になる」と今後に期待した。

 前回のマツダスタジアムでは3連敗を喫した相手に先勝して連敗を5で止めたが、借金9でまだ5位中日との差は2ゲームもある。投打の主軸が復調の兆しを見せたチームの反攻はなるのか。まずはこの3連戦、最低でもカード勝ち越しで波に乗りたいところだ。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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