7失点大炎上の元Gマイコラス、古巣本拠地に“恨み節”!? 「この球場は僕を好きじゃない」

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:AP】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:AP】

敵地レンジャーズ戦で2回途中7失点KO「このスタジアムは僕のことが好きではないんだ」

■レンジャーズ 7-3 カージナルス(日本時間18日・テキサス)

 2017年まで巨人でプレーしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が、17日(日本時間18日)の敵地レンジャーズ戦で2本塁打を含む9安打7失点と大炎上した。先発としては自己最短の1回1/3でKO。2014年にプレーした古巣の本拠地で“まさか”の4敗目(4勝)を喫したが、実はテキサス州アーリントンにあるグローブライフ・パーク・イン・アーリントンはマイコラスにとって“鬼門”だったという。本人は「このスタジアムは僕のことが好きではないんだ」と地元メディアに語っている。

 この試合、初回は1安打を許しながら無失点で終えたマイコラスだったが、2回に大炎上。オドルの3ランや秋信守の2ランなどで失点を重ね、7失点でKO。悪い流れを止められず、失意のマウンドとなった。

 地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」は、この登板について「マイコラスはレンジャーズでの最後の年、本拠地の登板は全て負け投手となった。敵地と比べ、本拠地では半分のイニング数で失点が3倍だった。何をしても、本拠地は彼に厳しかった。そして、彼は2014年以降、戻っていなかった」とレポート。マイコラスがレンジャーズ時代から、この球場を苦手としていたというデータを紹介している。

 ただ、マイコラスは2015年に巨人に移籍し、3年間で圧倒的な成績を残してカージナルスでメジャー復帰すると、昨季は最多勝に輝いた。レンジャーズ在籍時から大きく“成長”したはずだったが……。同紙は「彼は変化を遂げた投手として金曜日に戻った。しかし、テキサスの球場はそうではないと言った」とレポート。さらに「マイコラスはレンジャーズ時代に本拠地では4試合に登板して防御率13.73、敵地では6試合で防御率2.63だった」というデータを紹介している。なお、この試合を終えた時点で、マイコラスのグローブライフ・パーク・イン・アーリントンでの通算成績は5試合登板で防御率15.86となった。

 本人は同紙の取材に対して「このスタジアムは僕のことが好きではないんだ。だから、僕も好きではないよ。この場所が、瓦礫の山になっても気にならない」と話したという。現在、2020年にオープンするレンジャーズの新球場が建設中で、グローブライフ・パーク・イン・アーリントンを使用するのは今季限りの予定だ。

 もっとも、マイコラスは「良い感覚を持てるマウンドもあれば、そうでないマウンドもある。言い訳ではないよ。対処しなければならないことなんだ。それで良い投球ができなくなるわけではないしね。問題は自分自身なんだ」とも話したという。最後は球場のせいにすることなく、潔く自分の投球を反省した右腕。次回登板で“名誉挽回”といきたいところだ。

(Full-Count編集部)

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