爆笑の“史上最低”始球式、投げた本人は「オーマイゴッド」 再挑戦の準備は「全く…」
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目の前のカメラマンに直撃した一投が全米で話題「ダレンが怪我しなかったこと。それが一番大事」
28日(日本時間29日)に行われたホワイトソックス-ロイヤルズ戦での“史上最低”の始球式の反響が広がり続けている。爆笑を誘った当事者たちは一躍、有名人に。とんでもない暴投で目の前のカメラマンのカメラにボールを当ててしまった球団職員の女性は米メディアに囲まれ、始球式への再挑戦の準備は「全くできていないわ」と断言している。
“笑撃”の一投だった。ホワイトソックスの月間最優秀職員として、始球式の大役を任されることになったメアリー・ルーチさん。力を込めて右腕を振ったが、ボールはあらぬ方向へ。一塁側の至近距離で撮影していたカメラマンのカメラに直撃してしまった。その瞬間、ルーチさんだけでなく、キャッチャー役のエバン・マーシャル投手も頭を抱えることに。翌日には、“被害”にあったカメラマンのダレン・ジョージア氏がマスクをつけた姿で登場し、またしてもファンの爆笑を誘った。
ルーチさんは翌日に地元メディアに囲まれた。地元紙「シカゴ・トリビューン」によると、ルーチさんは「ナックルボールのように見えるわ。けど、ホームベース上に投げたと、実のところ私は思っていたの。良い感覚だったわ。素晴らしかったの。何が起きたのか分からなかったけど、どこか変な状況になっていたわ」と自身の投球を振り返り、カメラマンにボールが当たったとき心境について「“オーマイゴッド、誰も見ていなかったわよね”と言う感じだったわ」と明かしている。
また、地元テレビ局『WBBM-TV』のスポーツキャスター、ライアン・ベイカー氏は自身のツイッターで「ダレンが怪我しなかったこと。それが私にとって一番大事なことなの。(全然寝付けないくらい)とてもナーバスになっていたわ」というルーチさんのコメントを紹介。“被害者”のジョージア氏を気遣うことも忘れなかったという。さらに、もう一度始球式に挑戦する準備ができているかと聞かれたルーチさんは「全くできていないわ」と答えたことも伝えている。
これまで史上最低の始球式とされていたのは、米ラッパー・50セントの本塁ベースから4メートルほど一塁ベース寄りに投げ込まれる史上屈指の大暴投だったが、「シカゴ・トリビューン」によると、捕手役だったマーシャルは「誰もが知っているあの50セントの始球式が頭をよぎったよ。僕たちは、今回まさにそれを上回ったね」と証言。ルーチさんの一投が“史上最低”始球式に躍り出たと自信を覗かせている。
全米に爆笑を提供した始球式。当事者たちも、その“余韻”を楽しんでいるようだ。
(Full-Count編集部)
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