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菊池雄星、2戦連続4回途中KOの“異変”とは「力を入れているはずなのに球速が…」

マリナーズの菊池雄星投手は30日(日本時間31日)の本拠地・エンゼルス戦で、2試合連続の4回途中KOを喫し3敗目となった。前回同様に10安打を許し、ここまで何度も見せてきた打線の援護をじっと待つ粘投はまたも鳴りを潜め、サービス監督は「彼らしからぬ投球で試合を作れなかった」と肩を落とした。

マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

31日のエンゼルス戦でスライダー、ストレートが走らず、4回途中KOで3敗目

■エンゼルス 9-3 マリナーズ(日本時間31日・シアトル)

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 マリナーズの菊池雄星投手は30日(日本時間31日)の本拠地・エンゼルス戦で、2試合連続の4回途中KOを喫し3敗目となった。前回同様に10安打を許し、ここまで何度も見せてきた打線の援護をじっと待つ粘投はまたも鳴りを潜め、サービス監督は「彼らしからぬ投球で試合を作れなかった」と肩を落とした。

 前回25日(同26日)のアスレチックス戦では、カーブを引っ張り外寄りの直球を右方向へ打つ相手打線の徹底した戦略にも屈した菊池だったが、エ軍相手のマウンドは「何かこう噛み合っていない」と腑に落ちない様子だった。

 菊池が最も危惧したのが、投球の軸とする直球、スライダーの球速が落ちていたことだった。

「スライダーは81マイル(約130キロ)とか、いい時より10キロくらい遅くなっている。真っすぐに見えて曲がるというスライダーに戻していかないといけない」

 縦に割れる120キロ台のカーブと球速的に大差はないとまで感じたというスライダーに加え、深刻だったのがストレートだった。その端的な例が4回1死一、二塁で迎えた強打者トラウトとの勝負だった。この試合20人目の打者として初めて全球内角を突く強気の姿勢で挑んだが、最速は93マイル(約150キロ)止まり。序盤から散見された上体の突っ込みで腕が遅れて出てくるバランスを欠いたフォームは降板直前まで修正できなかった。

 菊池はこう自己分析する。

「あそこで本来であればもっとギアを上げなきゃいけない場面ではあったんですけど、ちょっと気持ちとボールがマッチしなかった部分があった。力を入れているはずなのに球速が上がらない」

 トラウトには2回の2打席目でも内角を突いた一投を力で右前に運ばれている。差し込めきれないその原因を「体重がボールに乗っていない。そこをいちばん感じていた」と菊池はふり返る。ここまでの12登板で毎試合に奪った三振は1個もなく、また空振りは全73球中に僅か1球。

 日本とは違う滑るボール、固いマウンドにも早い段階から順応してきた菊池。中4日の登板を基本にするローテを守り疲れも溜まる時期。菊池は「疲れは正直感じてないですし、そこを言い訳にするつもりもないです」と周囲の不安を一蹴したが、一夜明けた31日(同6月1日)、サービス監督は月1回を目処にする疲労軽減策の“ショートスタート”について本人を交えて話し合いを持ったことを明らかにした。4日(同5日)に予定される中4日での次回登板そのものの回避の可能性も視野に入れた結論は明日6月1日(同2日)に出される予定だ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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