大谷、まさかの3打席連続敵失 球団初の“珍事”で3度出塁に「出られて良かった」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

5打数無安打も3度エラーで出塁、痛烈ライナーは「内容は良かった」

■エンゼルス 13-3 マリナーズ(日本時間3日・シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地マリナーズ戦に「3番・DH」で3試合連続スタメン出場。5打数無安打も犠飛で1打点を挙げた。4打席目からは相手のエラーで3打席連続出塁するという珍しい事態に。エンゼルスによると、1試合で3打席失策で出塁したのは球団史上初の“珍事”となった。エンゼルスは13-3で大勝して2連勝。大谷は試合後に「結果(塁に)出られて良かったかなと思います」と話した。

 2回に1死満塁で右犠飛を放ち、2試合ぶりの打点をマークした大谷。味方が大量得点を奪う中、3打席目までは無安打で進み、4打席目から珍しい事態が来た。

 8点リードの5回は2死一、二塁では2番手サドゼックから打球速度106マイル(約171キロ)の痛烈なライナーで三塁手の失策を誘うと、7回先頭の第5打席は一二塁間へのゴロを二塁手が弾いて出塁。さらに、9回は大量点差で登板した相手捕手のマーフィーと対戦し、シフトで遊撃の位置に守っていた相手三塁手の正面へのゴロも、一塁への悪送球でなんと3打席連続エラーで出塁した。

 1試合で3打席敵失で出塁したのは球団史上初。米メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は、メジャーでは2012年のルーク・カーリン以来7年ぶりの“珍事”となったことを自身のツイッターで伝えた。

 大谷は試合後「結果(塁に)出られてよかったと思います」と話し、ヒットと記録されてもおかしくなかった三直については「まずまず良かったかなと思います。結果エラーでしたけど、そこは関係なく、内容は良かったかなと思ってます」と振り返った。犠飛についても「追い込まれていた割には最低限かなと思うので、そこも最低限の仕事はできたんじゃないかなと思います」と納得の表情だった。

 大谷は3度出塁もヒットがなく打率は.225に下がったが、球団史上初の“珍記録”というまさかの展開となった。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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