“最下位”マリナーズから“首位”フィリーズ移籍のブルース「ただ勝ちたいんだ」

マリナーズからフィリーズにトレード移籍となったジェイ・ブルース【写真:Getty Images】
マリナーズからフィリーズにトレード移籍となったジェイ・ブルース【写真:Getty Images】

ア西地区最下位からナ東地区首位のチームへ、フィリーズGMは「彼にとっていい機会」

 フィリーズが、マリナーズから強打者のジェイ・ブルース外野手をトレードで獲得した。ブルースは今季、打率.212ながら14本塁打、28打点をマーク。しかし、マリナーズは開幕ダッシュの後に失速し、2日(日本時間3日)時点で25勝37敗のア・リーグ西地区最下位に沈んでいる。ブルースは地元メディアに「勝つチャンスのあるところに行ける」と語り、移籍を喜んでいる。

 MLB公式サイトは「ジェイ・ブルースがプロスペクトとのトレードでフィリーズへ」とのタイトルでトレードについてレポート。マリナーズへはマイナー契約の三塁手、ジェイク・シャイナー内野手が移籍すること伝えている。マリナーズはフィリーズにブルースの契約の残り2130万ドル(約23億円)のうち1850万ドル(約20億円)以上支払うため、フィリーズは2年で275万ドル(約3億円)支払うだけで済むという。

 ブルースは記事の中で「勝つチャンスのあるところに行ける。キャリアのこの段階で、それは僕にとってとても大きなことだ。僕はキャリアの大半をナ・リーグ、何年かナ・リーグ東地区でプレーした。フィリーズに加入し、願わくばチャンピオンになるのに貢献できることを楽しみにしている。それが僕の目標だよ。ただ勝ちたいんだ」と意欲を見せている。ブルースは2016年シーズン途中から2017年シーズン途中までメッツでプレーしていた。

 33勝26敗で2位ブレーブスと1ゲーム差のナ・リーグ東地区首位に立つフィリーズのマット・クレンタックGMは、MLB公式サイトの取材に対して「彼は優勝争いのできるチームに加入することを楽しみにしていて、ここから1年半の間、スタメン出場する時もあれば、ベンチスタートとなる時もあることを理解している。良いチームでプレーすることは、彼にとって良い機会だ」とコメント。再建期を抜けたフィリーズにとって、戦力を厚くするための補強となったようだ。

 一方、低迷するマリナーズは早くも“売りモード”に突入。他にも複数の主力の名前がトレード候補として挙がっている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY