年俸23億の“不良債権化”するヤ軍35歳、2010年代最高の中堅手10選に「忘れては…」

ヤンキースのジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】
ヤンキースのジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】

MLB公式サイトが2010年代で最高の中堅手10人を選出 1位はトラウト

 MLB公式サイトは2日(日本時間3日)、2010年代で最高の中堅手10人を選出。エンゼルスのマイク・トラウト外野手が1位、フィリーズのアンドリュー・マカッチェン外野手が2位、ダイヤモンドバックスのアダム・ジョーンズ外野手が3位に入る中、左臀部の手術の影響で開幕から負傷者リスト入りし、いまだに復帰できていないヤンキースのジャコビー・エルズベリー外野手が10位にランクインしている。

 エルズベリーは2011年に打率.321、212安打、32本塁打、39盗塁と躍動し、ア・リーグMVPの投票ではバーランダーに次いで2位。2013年には打率.298、9本塁打でリーグトップの52盗塁を記録。不動の1番打者としてチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。翌14年にヤンキースへ移籍した以降は目立った活躍はできていないが、記事ではこう評価している。

「怪我と、ヤンキースとの厄介な終わりがないように思える契約を無視すれば、簡単なことではないが、最盛期にエルズベリーがどれほど素晴らしかったか思い出せるだろう。2011年にア・リーグMVP投票で2位、塁打数でメジャー首位となり、30本塁打30盗塁を達成し、優れた守備の中堅手だった。ニューヨークでは同じような選手ではなかったが、怪我をするまでは酷くもなかった。彼ができたであろうことを考えれば残念であるが、我々が見てきたものはむしろ素晴らしく、忘れてはいけない」

 エルズベリーは今季、年俸2114万ドル(約23億円)の大型契約を結んでいながら、昨季から故障の影響で1試合も出場できておらず、不良債権化している。メジャーの舞台にカムバックし、再び輝ける時は来るか。エルズベリーの復活を期待したい。

▽2010年代の中堅手トップ10(MLB公式サイト選出)

1位 マイク・トラウト
2位 アンドリュー・マカッチェン
3位 アダム・ジョーンズ
4位 ロレンゾ・ケイン
5位 カーティス・グランダーソン
6位 スターリング・マルテ
7位 デクスター・ファウラー
8位 ジョージ・スプリンガー
9位 ケビン・キアマイアー
10位 ジャコビー・エルズベリー

(Full-Count編集部)

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