在籍1年でDeNAファンの脳裏に刻まれるモーガン氏 破天荒な野球人生を振り返る

メジャーではブルワーズなどに在籍したナイジャー・モーガン氏【写真:Getty Images】
メジャーではブルワーズなどに在籍したナイジャー・モーガン氏【写真:Getty Images】

6月7日からの西武3連戦でスペシャルゲストとして来場するモーガン氏

 DeNAは、6月7日から始まる西武3連戦を対象に行うスペシャルイベント『交流戦SERIES 2019』のスペシャルゲストとして、球団OBであるナイジャー・モーガン氏の来場を発表している。

 ナイジャー・モーガンは、1980年7月生まれ。いわゆる“松坂世代”に当たる外野手。1998年、高校時代にドラフト42巡目でロッキーズから指名されたが入団せず。大学時代はアイス・ホッケーで活躍したが、2002年にドラフト33巡目でピッツバーグ・パイレーツに入団。全体では973位という低い指名順位だった。

 178センチと小柄で非力な打者だったが、抜群の脚力で売り出し、5シーズン目の2007年にはMLBに昇格。俊足と広い守備範囲で徐々に出場機会を伸ばした。2009年6月末にナショナルズにトレードされる。移籍は6月30日だったが、この年のナショナルズは5月5日のアストロズ戦が延長11回表でサスペンデッドゲームになっていた。その試合の続きがモーガンが移籍後の7月9日に行われ、モーガンは代走として出場し、決勝のホームベースを踏んでいる。

 記録的にはモーガンは、5月5日の1日だけパイレーツからナショナルズに移籍し、翌日からまたパイレーツに復帰した形になっている。ナショナルズでは1番に固定されて、打撃好調。リーグ10位の打率.307を記録。盗塁は、両チーム合計でキャリアハイの42盗塁。これはリーグ2位だった。しかし8月27日に走塁の際に指を骨折。戦線離脱した。

メジャーでは大量得点差の中で盗塁を行うなどトラブルメーカーの一面も

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