元Rソックスのオルティス氏、銃撃され手術も命に別状なし 担当医「危機を脱した」

レッドソックスなどで活躍したデビッド・オルティス氏【写真:Getty Images】
レッドソックスなどで活躍したデビッド・オルティス氏【写真:Getty Images】

MLB公式はサイトトップで速報、母国ドミニカ共和国で腰を撃たれ重傷も「臓器は無事」

 メジャー通算541本塁打を放った元レッドソックスの強打者、デビッド・オルティス氏が母国ドミニカ共和国で銃撃された。MLB公式サイトなどが一斉に報じている。オルティス氏は腰を撃たれる重傷で手術を受けたが、担当医は「危機は脱した」と地元メディアに明かしたという。命に別状はないようだ。

 地元メディアによると、オルティス氏は首都サントドミンゴ近郊のクラブで銃撃されたという。当初は強盗にあったと報じられていたが、ドミニカの現地紙「エル・ディア」のホセ・モネグロ記者は「地元警察のトップがデビッド・オルティスが負傷した事件は強盗目的ではなかったと認めた。だが、捜査中につき、さらなる情報は明かさなかった」とツイート。容疑者はその場で逮捕された。

 また、オルティス氏は脚を撃たれたとされていたが、ESPNのマリー・リベラ記者は、現地にいる記者が担当医から聞いた情報として「デビッドは腰部を撃たれ、弾は貫通しました」とツイッターでレポート。米テレビ番組「10News」のレポーターを務めるマリー・オコネルさんは、手術を担当した医師の一人がドミニカ共和国のテレビ局の取材に「オルティスは危機を脱した」と明かしたことを伝えている。リベラ記者によると、オルティス氏の臓器は無事で、医者は全快すると考えていると父親のレオ・オルティスさんが説明したという。

 現地メディア「エル・ペリオディコ」電子版は、オルティス氏は何も声を掛けられず、いきなり撃たれたとレポート。衝撃的なニュースは、瞬く間にドミニカ共和国だけでなく米国も駆け巡り、MLB公式サイトのトップで速報。選手らがオルティス氏の無事を祈るツイートを次々としたが、幸い命に別状はないようだ。

 1997年にツインズでメジャーデビューしたオルティス氏は、03年に移籍したレッドソックスでスター選手に。本塁打王1度、打点王3度の強打者として活躍し、3度の世界一に貢献した。通算20年間で2408試合出場し、2472安打、541本塁打、1768打点をマーク。背番号34はレッドソックスの永久欠番となっており、指名打者ながら将来の野球殿堂入りも期待されている。

(Full-Count編集部)

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