鷹・和田、逆転被弾を猛省 2点適時打は阪神梅野の力認める「相手が上でした」

復帰2戦目のマウンドに上がったソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】
復帰2戦目のマウンドに上がったソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】

4回に梅野に逆転被弾「ああいうホームランはやってはいけないこと」

■阪神 8-2 ソフトバンク(交流戦・12日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの和田毅投手は12日、本拠地・阪神戦に先発し、5回1/3、107球、4失点で黒星を喫した。「前回よりはいい感じはあった」としながらも、反省の言葉ばかりが口を突いた。

 和田は、4回に浴びた梅野の逆転2ランを「ボールを操れていなかった。完全に捉えられました」と振り返った。「前回のビシエドも今日の梅野も、ああいうホームランはやってはいけないこと。それをやってしまった」と反省しきりだ。

 さらに、6回にはまたしても梅野に2点タイムリーを打たれた。「歩かせるか勝負するかというところで、自分としては前の打席でやられているので、状況が悪くなれば歩かせることも考えて勝負にいきました。(カウント)3-2からもう少し厳しいところに投げられたら……。個人的には打ち取るための最善のボールを選んだんですが、相手が上でした」と、潔く梅野の力を認めた。

 78球で終わった中日戦から、107球と球数を伸ばすことはできた。「いいところに投げてもカットされたり、ボール気味の球を拾われたり」と阪神打線の粘りを認めながらも「下(2軍)でも100球は投げてなかったので、それを投げられたのは……でも打たれたら良くないですよね」と和田。ただ、前向きに捉えられた部分もある。

「100球くらいでスピードが落ちている感じはありましたが、前回ほどの落ち方ではなかったので、投げていくうちに解消されていくと思います」と、前回登板から前進できた手応えも語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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