オリ西野、値千金の決勝2点適時打 “藤川撃ち”に「食らいついて、事を起こす」

オリックス・西野真弘【写真:荒川祐史】
オリックス・西野真弘【写真:荒川祐史】

同点に追いついた8回に阪神・藤川から決勝の2点タイムリーを放つ

■オリックス 6-4 阪神(交流戦・14日・京セラドーム)

 オリックスの西野真弘内野手が14日の阪神戦(京セラドーム)で値千金の勝ち越し2点タイムリーを放ちチームを勝利に導いた。

 8回に同点に追いつきなおも2死二、三塁の好機で打席に入ったのは途中出場の西野。「何とか食らいついて、事を起こす。バットに当てようと思った」。藤川が投じた134キロのフォークを捉えた打球は右翼・糸井の頭上を越える2点タイムリー三塁打となった。

 7回の先頭で代打で登場した第1打席は昨季までの同僚・西の前に空振り三振。それでも「自分の中では嫌な感じではなかった。勝負事なのであれなんですが、戦ってる中でも楽しかった」と冷静だった。

 この試合までの打率は.170。今季は2軍落ちも経験するなど思うような打撃ができず「悔しい思いもあった」とお立ち台では本音を口にした。「まだ打ててないですから。数字をみたらまだまだ。ここから取り返せるように頑張りたい」。真っ黒に日焼けし戻ってきた背番号「5」は逆襲を誓った。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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