エ軍逆転負けも…大谷翔平、CY賞左腕から価値ある押し出し四球「偉大な打席」

押し出し四球を選んだエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
押し出し四球を選んだエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

スネルに2球で追い込まれてから4球連続ボール、エ軍OBも称賛

■レイズ 9-4 エンゼルス(日本時間15日・タンパ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地レイズ戦に「3番・DH」で3試合連続スタメン出場。初回の第1打席で昨季のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手から左前打を放つと、2回の第2打席は満塁で押し出し四球を選び、7打席連続出塁とした。2ストライクと追い込まれながら選んだ第2打席の押し出し四球をエンゼルスOBは「偉大な打席」と高く評価している。

 初回に左前打を記録していた大谷。2回は2死満塁で打席に立った。二、三塁からトラウトが申告敬遠されて迎えた打席。2球で追い込まれるも、そこから変化球4球を見て、押し出し四球。チームに3点目をもたらした。

 粘りの押し出しを称えたのは、ロサンゼルスで試合を中継している地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の解説者でエンゼルス元投手のマイク・グビザ氏だった。

「偉大な打席だ! 最初の2球は空振りしましたが、そこから4球連続で見切りました。(変化球は)ほとんど同じスポットでした」

 昨季のサイ・ヤング賞左腕はこの打席でファストボールは一度も投げず。低めのボールとなる変化球を投げ続けたが、大谷は3球目以降は手を出さなかった。投手が代わった後の3打席は凡退して4打数1安打1打点1盗塁に終わり、チームも4-9で逆転負けを喫したが、13日(同14日)にサイクル安打を達成した大谷は上り調子。選球眼の高さも高く評価されていた。

(Full-Count編集部)

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