中日松坂、エラーの根尾に「ドンマイ」 2死満塁凌ぎ「返さないように、と」

ウエスタン・リーグ広島戦に先発した中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】
ウエスタン・リーグ広島戦に先発した中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】

2回に根尾のエラーをキッカケに2死満塁のピンチを招いた

 中日の松坂大輔投手が21日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグ広島戦に先発した。右肩炎症から復帰後3試合目の実戦登板となった松坂は、復帰後最長となる6回を投げて7安打2失点。最多の108球を投げて、1軍昇格に向けた準備を整えた。

「今日はもう序盤から体に力も入らないというか、全体的にどうにもならないなと思いながら投げていました。ナゴヤ球場の洗礼を浴びたのだと思います(笑い)」。3回に3連打で1点を失い、5回は適時打で1失点。ボールを動かし、緩急を交えて、悪いなりに2失点にまとめた。

この試合、2回にはドラ1ルーキーの根尾がエラーを犯した。1死から正随の打球を弾き、出塁させた。松坂はそこから2本の安打を浴びて2死満塁のピンチを招いた。この回の失点こそなかったものの、窮地を招くキッカケになった。

 試合後、この場面について聞かれた松坂。エラー直後の根尾に対して「ドンマイ」と声をかけたことを明かし「バウンドが難しかった。エラーになりましたけど、そのランナーだけは返さないようにと思って投げました。まあ、いつものことですけど」と庇い「常にショートから声をかけてくれていた。何を言っているかは、根尾のためにも言わないでおきます」と話していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

CATEGORY