中日高橋、ベルト壊れ「初球からいくしかない」驚きの先制6号3ラン

3ランを放ち、壊れたベルトを押さえながらダイヤモンドを一周した中日・高橋周平【写真:福谷佑介】
3ランを放ち、壊れたベルトを押さえながらダイヤモンドを一周した中日・高橋周平【写真:福谷佑介】

チームは苦戦続き、主将も「そういう現状は分かっている」

■中日 4-2 日本ハム(交流戦・21日・ナゴヤドーム)

 中日の高橋周平内野手が、連敗を3でストップする決勝3ランを放った。21日に本拠地ナゴヤドームで行われた日本ハム戦。初回に先制3ランを放つと、これが決勝弾に。3連敗中のチームに勢いを与える、「初回の3点が大きかった」と与田監督も称賛する一発になった。

 初回2死から大島の右前安打、ビシエドの死球で一、二塁とすると、高橋が打席へ。日本ハム先発の有原が投じた初球のカットボールを捉えると、打球は右翼スタンドへと消えた。先制6号3ラン。試合後、高橋は「先制点が取れたので、いい流れになったと思います」と振り返った。

 ハーラー単独トップの8勝目をあげた柳、貴重な追加点を生むソロを放ったビシエドとともにお立ち台に立った高橋。その場で衝撃のエピソードを明かした。「チャンスだったので、何とか点を取りたかったので返せてよかったです」と語ると「打席に入った時にベルトが壊れてしまって……。そのままいったら、ホームランになって良かったです」とファンを笑わせた。

 この打席に入った時、なんとベルトがバックルから抜けてしまったという。「どうしよう、と思ったけど……。まあいいかと。初球からいくしかないなと」。そして、初球。有原のカットボールを振り抜いた。3ラン。お腹あたりのベルトを押さえたまま、苦笑いでダイヤモンドを一周した。

 チームは3連敗中で、借金は今季ワーストの11まで膨らんでいた。なかなか点が取れない、あと1本が出ない状況に、今季から主将を務める高橋も「出ている以上は、そういう現状は分かっていました」という。「とにかく先制点を取れたのが良かったです」。苦しいチーム事情を打破したいという、主将の思いが込められた一振りだった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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