大谷翔平の球宴“落選”に地元ファン落胆も…「ホームランダービーで見られるよ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ア・リーグDH部門の最終投票進出はならず「残念」「彼は出遅れたから」

 大リーグ機構(MLB)は21日(日本時間22日)、7月9日(同10日)にクリーブランドのプログレッシブ・フィールドで開催されるオールスター戦のファン投票の結果を発表。日本人選手で唯一ノミネートされていたエンゼルス・大谷翔平投手は、ア・リーグ指名打者部門の最終投票進出はならなかった。米国のファンは、約1か月の出遅れを嘆く一方で、まだ可能性が残る8日(同9日)のホームランダービー出場を熱望している。

 今年から、各ポジションの上位3人(外野手は9人)が最終投票に進む形に変更されたが、ア・リーグの指名打者部門ではレッドソックスのJD・マルティネス、レンジャーズのハンター・ペンス、ツインズのネルソン・クルーズがトップ3に。MLB公式サイトによると、1位のマルティネスは156万4520票、2位のペンスは105万4282票、3位のクルーズは97万4788票。大谷は77万5030票と最終投票進出圏内まで19万9758票差をつけられ、“落選”となった。

 この結果を受け、地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者がツイッターで「ショウヘイ・オオタニはオールスター投票のDH部門で上位3位に入らなかった。JD・マルティネス、ハンター・ペンス、ネルソン・クルーズが入った」とつぶやくと、地元ファンからは 「冗談だろ!!! 出遅れたことが響いたようだね」「残念」などと 落胆の声が上がった。

 一方で、まだ可能性が残るオールスター前日のホームランダービー出場を望むファンも。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者の「ショウヘイ・オオタニがオールスター投票ア・リーグ指名打者部門でファイナリストにならなかった」とのつぶやきには、 「彼は出遅れたからね。それでも多くの票を獲得したよ」という声に加えて「ホームランダービーで見られるよ」「お願い、ホームランダービーに出場して」というコメントもついた。

 近年は、ホームランダービー出場を回避するスラッガーも少なくないが、それでもオールスターを盛り上げる一大イベントであることは確か。昨年は、ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)が当時所属していたナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで特大弾を連発して優勝し、地元のファンを熱狂させた。大谷のフリー打撃はメジャーでも相手球団の選手が“見学”するほど、豪快なことで知られる。夢舞台へのオファーが届く可能性は十分に残されている。

(Full-Count編集部)

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