ジャッジやスタントンが…田中将大を支えた“美技集”公開「この上なく最高」

ヤンキースのジオバニー・ウルシェラ【写真:AP】
ヤンキースのジオバニー・ウルシェラ【写真:AP】

6回2失点の田中は白星消滅も…ヤンキース守備陣が数々の美技で救う

■ヤンキース 7-5 アストロズ(日本時間23日・ニューヨーク)

 22日(日本時間23日)の本拠地アストロズ戦で6回8安打2失点と力投した田中将大投手。降板後に救援投手が逆転弾を浴び、白星は消滅したが、チームは再逆転し7-5で熱戦を制した。勝利に貢献した田中を支えたのが、ヤンキース野手陣の数々の好守。NYメディアも美技動画集を公開するほど、この試合のディフェンスは光っていた。

 地元テレビ局「YESネットワーク」では「今日の守備は、この上なく最高だった」との文言を添えて、公式ツイッターでファインプレー集を公開。すべて田中がマウンドにいる間のプレーだ。

 まずは4回無死走者なしの場面。レディックの一二塁間への強烈なゴロを一塁ボイトが横っ飛びで抑えると、素早くベースカバーに入った田中にトス。アウトに仕留めた。続くホワイトの一塁ファールゾーンへのフライは、カメラマン席に入る寸前にボイトが手を伸ばして捕球。2連続の美技となった。この回はさらに、スタッシの三遊間へのゴロをウルシェラが華麗にさばき、アウトにしている。

 ヤンキースが誇る2人の大砲も守備で魅せた。6回無死一塁ではグリエルの左翼への大飛球をスタントンが追い、最後は体を目いっぱい伸ばしてジャンピングキャッチ。2死走者なしとなってからは、スタッシが右翼線へのヒットで一気に二塁を狙ったが、ジャッジが強烈な“キャノン送球”で刺した。

 地元紙「ニューズデイ」もこの日のバックの守備を「タナカは、ルーク・ボイトのダイビングストップや、長打を防ぐスタントンのランニングキャッチ、シングルヒットをアウトにするアーロン・ジャッジの送球など、チームの素晴らしい守備に助けられた」と称賛。なかでも「タナカの、最も効率の良いイニングは、7球で3者凡退に討ち取った4回だった。しかし、チームの守備が彼を大いに援護した。先頭打者で左打者のレディックが打ったライン際のゴロを、ボイトがダイビングして止め、カバーに入ったタナカにトスをした。ボイトは、カメラ席まで行ったファールボールを手を伸ばして捕り、ホワイトをアウトにした。ウルシェラは、スタッシのゴロを上手く止め、体を反転(スピン)させながらボールを送球して、スリーアウトとなった」と、4回の3連続美技を特筆している。

 自身の白星は消滅したものの、田中は同僚との“共同作業”でヤンキースに大きな勝利をもたらした。

【動画】ボイトのダイビングキャッチ、スタントンの好捕、ジャッジの“キャノン送球”も…ヤンキース守備陣の「この上なく最高」な美技動画集

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